acid android「faults」 | ゴシック・ハードコアなのにスタイリッシュな1枚 (2003)

acid android / faults (2003)

acid android「faults」 | ゴシック・ハードコアなのにスタイリッシュな1枚 (2003)

L’Arc~en~Ciel の中でも異色の作曲センスを放っていたドラマー yukihiro が2001年に開始したソロプロジェクト acid android の5曲入りミニアルバム「faults」という作品。MIN.で紹介するには混沌としすぎるくらいにダークでゴリゴリしたハード・コアサウンド。

この「faults」がなぜミニマルなのか。それは繰り返しになるけど、彼の作曲センス。yukihiro のつくる楽曲はミニマルで美しいのです。こんなにエッジの聴いたギターに対し、ボリュームをかなり抑えたボーカルと、打ち込みのドラム。このバランスが、ゴリゴリながらもスタイリッシュで聴きやすい楽曲を生み出している。ミックスの天才だと思います。こんなセンスを持っている人は、僕の知っている歴史上、今のところいません。

5曲入りながら「enmity」「imagining noises」など、ファンから人気の高い曲も収録した傑作。タイトルトラックでミニアルバムのラストを飾る名曲 「faults」には、イギリスのインダストリアル・バンド Curve(カーヴ) の Toni Halliday がボーカルで参加しているという豪華さ。ぼくもこの3曲は本当最高に気に入っています。

「MIN.」より引用
http://min.madeinthepain.com/?p=68

acid android – faults (feat. Toni Halliday)